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第32回 常設展展示内容






【ギャラリー】
人形劇三国志『桃園の誓いから三顧の礼』 全61体
『桃園の誓い』
人形劇三国志第1話で放送。義兄弟の契りを交わす、印象的なシーン。ギャラリーへ入ると三人と目線が合います。始皇帝の兵馬俑の鎧をモデルにした鎧は、張子紙という和紙で作られています。
劉備・関羽・張飛(3体)
『黄巾の乱』
太平道の教主張角を中心とした農民の反乱。張角の兜には中央に「黄」の文字が見えます。
張宝・張角・張梁・公孫瓚・盧植(5体)
『宮中の抗争』
後漢末の宮中の様子。幼い二人の皇子を中心に、さまざまな思惑が絡んでいる場面です。人形の衣装には、明治から昭和初期にかけて使われた着物の帯地が使用されています。
何后・何進・陳留王・弘農王・董太后・蹇碩・張譲・趙忠・段珪(9体)
『漢末の群雄と連環の計』
後漢末の諸侯たちと権力を握った董卓の構図。呂布は三国志の中で最初に作られており、全身全て川本が手がけたと言われる人形です。
董卓・呂布・貂蝉・王允・李儒・陳宮・袁紹・袁術・丁原・馬騰・陶謙・劉璋・李粛(13体)
『伏竜』
徐庶(単福)と出会い、孔明(伏竜)につながる道を示される場面。三顧の礼へと繋がります。女性の人形にはちりめんや羽二重などの素材を使うことで、女性らしい柔らかさを表現しています。
淑玲・美芳・趙雲・玄徳の母・徐庶・勝平・水牛・水鏡先生・石広元・孟公威・崔州平(11体)
『三顧の礼』
劉備が孔明のもとを三度訪ねる三国志屈指の名場面。孔明の後ろからケースを覗くと、劉備、関羽と目が合います。馬のお腹の下には穴が空いていて、馬上に人形を乗せて操ることができるようなっています。
諸葛亮・諸葛均・劉備・関羽・張飛・白竜・赤兎馬・張飛の愛馬(8体)
『紳々・竜々』
一世を風靡した漫才師・紳助竜助のふたり。兵卒として重要な場面に登場しました。
紳々・竜々(2体)
『乱世の奸雄と江東の虎』
三顧の礼から振り返ると、劉備のライバル曹操と目が合います。孫堅・曹操は360度ぐるりと見ていただけます。
典韋・許褚・郭嘉・夏侯淵・孫策・太史慈・程普・甘寧(8体)
●曹操(1体)
●孫堅(1体)
アニメーション人形 全11体
『蓮如とその母』 蓮如・蓮祐・おてつ・おきょう(4体)
滋賀県の同和問題に関わる4つの団体の依頼を受けて制作された作品。おてつとおきょうは黒柳徹子、岸田今日子がモデル。
『道成寺』 女(1体)
『不射之射』 紀昌・飛影・甘蝿(3体)
道成寺も不射之射も、風の印象が強い作品。本展示では川本がこだわった風の表現を感じられるよう、左から右へ風が吹き抜けているように見える構図になっています。
『花折り』 小坊主・太郎冠者・大名(3体)
川本が自主制作した作品第1号。
【スタジオ】
人形歴史スペクタクル「平家物語」より
企画展②「出家した者たち-祈りと苦悩-」全9体
平安の変身術―「出家」という選択
本展での「出家」は、宗教行為ではなく「人生をリセットする変身」と捉えます。
現代のアバターやコスプレのように、別の自分として生き直す。そんな平安時代の「再出発」の姿を、人形美術家・川本喜八郎が手がけた『平家物語』の人形を通して考えます。

【見どころ】妓王(祇王):二つの姿
白拍子として生きた姿と、尼となった姿。妓王の二つの人形を同じケースに展示し、華やかな舞の世界から祈りの日々へと向かう、その人生の転換を紹介します。

展示内容-人形が語る、4つの「出家」のかたち
1. 執着-権力を手放さない
・浄海入道(平清盛):病を機に出家した後も、政治の実権を握り続けた。
・後白河法皇:出家後も院政を敷き、時代に大きな影響を与えた。

2. 慈愛-心を救う
・妓王(祇王):清盛の寵愛を失ったのち、母妹と共に出家。祈りの日々へと生き方を変えた。
・仏御前:栄華の虚しさを悟り、妓王のもとを訪ね、共に静かに暮らした。

3. 再生-人生をやり直す
・文覚(遠藤盛遠):深い罪を背負って出家し、過酷な修行を経て、ふたたび表舞台に現れた。
・西行(佐藤義清):武士の地位を潔く捨て、旅の歌僧となり新たな人生を歩んだ。

4. 宿命-運命に抗う
・西光:僧でありながら政治闘争に関わり、非業の死を遂げる。
・俊寛:流罪となり、仲間が赦免された後も一人島に取り残された。

【ホワイエ】
●操演人形の製作作業解説パネル・アニメーション人形の構造や素材
※ホワイエは、予告なく展示内容を変更する場合があります。詳細はお問合せください。


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